RCA CR-88Aの買取

cr88

RCAといえば、日本でも有名な大手電気機器メーカーですね。

マイクロフォンといった音響機材の活躍があまりにも有名なため、一般的には音響機材の専門家というイメージが強いかもしれませんが、真空管や半導体の生産技術の高さから、かつては業務向けの無線機も手がけ、マニア垂涎の名品を数多く生み出していました。

基本的にRCAのリグはすべて買取対象となっていますが、今回はCR-88Aについてお知らせいたします。

CR-RRシリーズといえば、シングルノブの機械式スプレッドという点で、大型のフライホイールが特徴となっており、当時のライバルであったBC-779Bとは対照的な一台として有名でした。

重厚なシャーシと無骨なパネル、電源部も非常に強力な仕様で軍用無線機群の中では重量級となるモデルです。

CR-88AにはそのほかにAR・CR・SCというシリーズモデルで存在します。

パネルにあるIF GAINというノブはダイバシティー受信に対応するための調整機能となっています。

個体によって仕様が若干ことなりますが、フェージングコンデンサーの調整用のノブもあり、フィルター特性を変更することができます。メンテナンスがされていないものは、大抵の個体がチューニングノブを動かしたときにガタゴトと異音がでます。これによって状態を把握することが可能です。

これまで動作しない状態のものから、海外で眠っていたデッドストック品などの買取実績がございます。

AR-88などの取り扱いにも力を入れておりますので、RCAの無線機材を手放す際はぜひ当店まで!

 

Collins KWM-2Aについて

コリンズのアマチュア用として発売された無線機としては絶大な人気を誇ったトランシーバーです。

ダイヤル機構やNFB回路を使ったファイナルステージなど、マニアもうならせる一台。

KWM-2A

KWM-2Aは、前モデルのKWM-2をベースに改良が施された一台です。

実際に二つを並べてみると各所に違いを発見することができます。具体的な部分としてはまず送受信の周波数帯域のセレクターダイヤルが左上に取り付けされています。バンドスイッチの白いディスプレイ窓が上に取り付けされているツマミによってスライドし、14バンドx2の28バンドとなり、水晶片もその数にあわせて実装することができるようソケットが内部に用意されています。中央にあるメインダイヤルは1周100kHzのダイヤル板が2回転し、2000kHzをカバー。ダイヤルの左右にはエキサイター・チューニング、プレートおよびロードのチューニングが同芯2軸のツマミでできるようになっています。

KWM-2A専用のAC電源としてPM-2というもの存在しました。

両側にアームがあり、本体の筐体とカバーの間にこのアームが入り込み、ロックネジで取り付けできるようになっています。本体との接続はソケットでソケットのような形で簡単にセットアップできます。

 

買取需要について

あらゆる無線機や、コリンズのモデルの中でも安定した人気を誇る一台です。

難ありや現状品については5~10万円程度が相場とされています。完全に動作が問題なく非の打ち所ない綺麗な外装といった個体については20万以上の査定が可能となっております。

99式飛1号無線機について

陸軍航空隊が遠距離通使用の航空機用通信機として使用したのが、99式飛1号無線機です。

99式飛1号

飛1号に96式というものもありますが、実際に使用されていたのはほとんどが99式で、紀元2599年に仕様が変更されたことがきっかけに99式という名がつけられました。

本来、この無線機は戦闘機部隊の指揮官の機体に取り付けされ、主に基地局との交信に使用されていました。

また、同じ99式でも、受信機においては1と2の二つの種類があり、1型にはダイヤルのカーソル調整ノブがあり、2型にはそれがないといった違いがあります。

回路については、送信機はUY807Aの真空管を3本使った構成で、そのほかには変調管1本、出力兼発信管として2本発信回路には水晶を使っていました。

電源部は航空機にあわせて直流12Vか25Vを直流型ダイナモでB電圧とヒータ電源を作り、送受信機に配給する形となっています。アンテナには固定式と垂下式の指定があり、航空機への搭載はスプリングで吊る方式をとり防振対策が配慮されています。

ちなみに、戦時末期にはム-51という名称もありました。

 

買取額について

現在の99式飛1号は中古需要があります。

具体的な買取額としては、ジャンク品の場合で1~2万円

綺麗な状態の場合は程度によって大きく左右するため、お問い合わせください。

 

Hallicrafters SX-28Aについて

SX-28A

1941年にハリクラフターがそれまで作り続けていたスカイライダーシリーズを一新し

スーパースカイライダーとして発表したのがこちらのSX-28でした。

一般向けとして発売されたものだったのですが、当時の情勢によって軍用に起用され、SX-28Aというモデルに改良されました。

当時としてはとても先進的なデザインを持ち、パネルのハイチやケースのモールなど、いたるところにSX-28は拘りを感じさせる物でした。

 

使用している真空管は出力と整流を除いてメタル管で統一されています。回路についても非常に最新鋭な内容で、現在の受信機の作りに近いものとなっていました。

まず、3.0~43.0MHzの4バンドは高周波増幅2段で、0.55~3.0MHzの2バンドは1段増幅となっています。

本体をよく見てみるとコイルが4本しかないのが確認できます。

 

こバンドスプレッドは電気的スプレッドを使用しているようで、大型の4連バリコンとスプレッドバリコンを使用し、その狭間に真空管を4本置かれています。

これによってバリコンとシャーシ下のコイルたちに対して真空管の放熱が集まり、暖気が早まりすぐに使用できるように考慮がされています。

SX-28Aは回路・見た目の部分でも実にハリクラフターらしい受信機となっております。

 

AVC回路から弱い信号を見つけて受信を行うというより、ある程度の強い信号を連続して聞くといった使用方法がメインのリグとなっています。現代のように局が多いアマチュアバンドを聴くというのにはあまり適さない受信機でもあります。やはりあまりアマチュア無線家が少なかった、古きよき時代の受信機であることは確かです。

SX-28Aの買取額

現在の相場としては、しっかりと動作するもので6万円~10万円、壊れていたり不良箇所がある場合には1~3万円が買取値の相場となっております。

 

その他、軍用に限らずアマチュア向けの製品も買取中です。

別途専用のウェブサイトを運営しております。

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詳しい手引きや無料査定も承っておりますので、気になることがあればまずお電話ください。

National HRO-5について

HRO-5

パネル中央の大型PWダイヤルとRFコイルのプラグインシステム 実にシンンプルでありながら独特の魅力を放つ名機。

 

中央に見えるのがHRO-5の特徴でもあるPWダイヤルで、大きさは直径でおおよそ117mmと結構の大きさがあります。10回転で1バンドをカバーしている。その下にはプラグインユニットが取り付けされている。

パネル側にRF同調用バリコン、左側にはクリスタル・フィルターが置かれています。

手前にあるシールドケースはIFTであり、RF信号は流れ右から左となっている。メタル管の頭のアルミキャップはシールドとなっている。

パネルの操作部としては、前面から見て右の上にはフェージングや選択度があり、その下にはスナップスイッチが置かれています。それはb+のトルグスイッチとなっており、そのしたのノブはオーディオゲインの調整。そして一番したにあるのはBFOの調整ノブとなっています。メインのダイヤルは左にある。

HRO-5の買取り需要

米国製の軍用無線機としては比較的定番となっており、様々なるモデルの中でも比較的流通量の多いHRO-5。経年によって故障してしまっている個体も買取り対象となります。完全な動作品の場合は買取り額5万円、レストアベースとなっていると2万円ほどが中古相場となっています。