99式飛1号無線機について

陸軍航空隊が遠距離通使用の航空機用通信機として使用したのが、99式飛1号無線機です。

99式飛1号

飛1号に96式というものもありますが、実際に使用されていたのはほとんどが99式で、紀元2599年に仕様が変更されたことがきっかけに99式という名がつけられました。

本来、この無線機は戦闘機部隊の指揮官の機体に取り付けされ、主に基地局との交信に使用されていました。

また、同じ99式でも、受信機においては1と2の二つの種類があり、1型にはダイヤルのカーソル調整ノブがあり、2型にはそれがないといった違いがあります。

回路については、送信機はUY807Aの真空管を3本使った構成で、そのほかには変調管1本、出力兼発信管として2本発信回路には水晶を使っていました。

電源部は航空機にあわせて直流12Vか25Vを直流型ダイナモでB電圧とヒータ電源を作り、送受信機に配給する形となっています。アンテナには固定式と垂下式の指定があり、航空機への搭載はスプリングで吊る方式をとり防振対策が配慮されています。

ちなみに、戦時末期にはム-51という名称もありました。

 

買取額について

現在の99式飛1号は中古需要があります。

具体的な買取額としては、ジャンク品の場合で1~2万円

綺麗な状態の場合は程度によって大きく左右するため、お問い合わせください。

 

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