Collins KWM-2Aについて
コリンズのアマチュア用として発売された無線機としては絶大な人気を誇ったトランシーバーです。
ダイヤル機構やNFB回路を使ったファイナルステージなど、マニアもうならせる一台。
KWM-2Aは、前モデルのKWM-2をベースに改良が施された一台です。
実際に二つを並べてみると各所に違いを発見することができます。具体的な部分としてはまず送受信の周波数帯域のセレクターダイヤルが左上に取り付けされています。バンドスイッチの白いディスプレイ窓が上に取り付けされているツマミによってスライドし、14バンドx2の28バンドとなり、水晶片もその数にあわせて実装することができるようソケットが内部に用意されています。中央にあるメインダイヤルは1周100kHzのダイヤル板が2回転し、2000kHzをカバー。ダイヤルの左右にはエキサイター・チューニング、プレートおよびロードのチューニングが同芯2軸のツマミでできるようになっています。
KWM-2A専用のAC電源としてPM-2というもの存在しました。
両側にアームがあり、本体の筐体とカバーの間にこのアームが入り込み、ロックネジで取り付けできるようになっています。本体との接続はソケットでソケットのような形で簡単にセットアップできます。
買取需要について
あらゆる無線機や、コリンズのモデルの中でも安定した人気を誇る一台です。
難ありや現状品については5~10万円程度が相場とされています。完全に動作が問題なく非の打ち所ない綺麗な外装といった個体については20万以上の査定が可能となっております。